トレーニングチューブの危険性?ウルトラハードが顔面直撃で眼球打撲による視力低下と飛蚊症の自然治癒について
2017/09/15
自宅で気軽に筋トレが出来る、トレーニングチューブの危険性についての体験談です。
この器具は使い方を間違えると、大怪我をする可能性があります。
私の場合は眼球打撲による、飛蚊症という症状に陥ってしまいました。その経緯について簡単ではありますが記録します。
現在トレーニングチューブを使っている方や、将来的に筋トレに役立てたいと思っている方が私と同じような酷い目に遭いませんように_。
トレーニングチューブの間違った使い方?
痛い目にあって初めて気付く、己の間抜けさってありますよねw
まずは「チューブレッグプレス」について簡単に説明します。
こんな奴!
床に座った状態で両足の裏にチューブをひっかけて、そのまま膝関節を伸縮させチューブを伸ばす。
この時さらに上体を後ろにそらす事で腹筋にも負荷がかけられます。チューブを固定する腕の筋肉も鍛えられます。
足の裏にチューブをかけるトレーニング全般に言える事ですが、素足でやると人によっては痛いと感じるかもしれません。
チューブの伸縮強度によっては、足の裏の肉がゴムの繊維に巻き込まれるような感覚があります。
私はこれが嫌でスリッパを履いてやってました。
(※これがいけなかった;;)
このトレーニングは両足が伸び切り、上体が床に対し水平になった時、チューブに最大の負荷が掛かります。
その時です。
「バチンッ」という音と同時にスリッパからチューブが外れ、私の顔面、眉毛のちょっと下辺りに直撃したんです。
「ザッシャー!」
一瞬気を失いかけました。
そこそこトレーニング強度の高いウルトラハードを使用していたせいもありダメージは絶大です。
しなるゴムの特性か、痛みは熱を伴って後頭部付近にまで広がって行きました。もう頭蓋骨内部にまでズキズキ響くような痛みです。
右目のダメージが特に大きく、瞼(まぶた)は薄っすらとしか開けられない状態。眼球自体かなり腫れ上がっていたので、もしかしたら失明するかもしれない。
そんな恐怖も相まって吐き気を催すほど気分が悪くなりました。
左目は8割以上機能していたので、右目を冷やしながら仰向けになって休息することに。
眼球打撲による飛蚊症とは?
事故発生から1時間_。
右目の視力が明らかに低下していました。
眼球もスムーズに動かず、視点を下に向けると強い痛みを感じました。
また近い距離で物を見ようとする場合も同様の痛みが出る状態です。
そして何より私を不安にさせたのが、右目の視界にだけ見える謎の物体の存在でした。
水にインクを落とすと糸を引くように滲みますよね。そんなスジが2~3本視界の隅で漂っていました。
※図の点線は右目の視界です。
「なんだコレ?」
それは右目眼球から10cmくらいの場所(空中)に浮いているように見えました。視線を動かすと形を変えながら追従して来ます。
SF映画的なヤバさです;;
この症状をネットで調べると、それが眼球打撲や加齢で発症する「飛蚊症」だと分かりました。
※飛蚊症とは・・・視界に蚊が飛んでいるように見える症状。打撲の場合は、糸くずや黒い点、煙のようなものが見える。目線を動かすと一緒に動くように感じられる。
飛蚊症の正体は血液?
眼球打撲による飛蚊症のメカニズムは、眼球の外側の組織、たとえば網膜血管などが損傷した時に出血が起こり、血液が硝子体に流れ込む事で起こります。
これが(血液の影)視界に紛れ込んだ謎の物体の正体でした。
※硝子体(ゼリー状)は、白目全体の事だと思っていただければOkです。
飛蚊症の症状悪化?
トレーニングチューブの事故から5日経過、ここで飛蚊症の症状が最大化しました。
血液の筋が5~6本も見えていた気がします。この調子でどんどん視界が覆われて行くのかと焦りました。
ただ低下していた視力が徐々に回復してきた事もあり病院には行きませんでしたw
本来なら行くべきですよ絶対に;;
さらに事故から1ヶ月半が経過しました。
現在は薄く細い筋が1~2本あるかないか、そんな状態です。日常生活にもまったく問題ありません。
ほっとしています。
不幸中の幸いとはこの事ですね。
今回のような打撲による飛蚊症の多くが、1~3ヶ月ほどで自然治癒することが多いようです。私の場合、完全回復におよそ6ヶ月かかりました。
※眼球打撲(飛蚊症)では網膜剥離や失明の危険性も伴います。同様の症状が出た場合は早急に検査が必要だそうです。
トレーニングチューブで失明事故!?
uploaded by pierre2rem on GIFMAGAZINE
私がやらかしたトレーニングチューブ事故とそっくりの動画を見つけたので貼っておきます。
両足で固定していた、チューブを通したアタッチメントが外れてしまった結果ですかね。
この痛みはゴムというより、ハンマーでどつかれたような衝撃と言った方がシックリきます。(※お前、ハンマーでどつかれた事あるの?っていう質問は勘弁です。)
そしてトレーニングチューブの事故で一番酷かったのがこちらの記事。
参考 筋トレで眼球破裂!? 米野球選手に起きた悲劇に世界が衝撃!
・・・恐ろしいですね;;
自分自身の体験も踏まえて、トレーニングチューブを使用する際には目を保護するゴーグルが必要だと考えるようになりました。
現在はスキー用のゴーグルを装着してからチューブトレーニングに励んでいます。
大袈裟でしょうか?
トレーニングチューブ利用者の皆さん、くれぐれもご用心下さい。
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