ドクターX第7話 看護師長役・高畑淳子のくさび効果薄れる?
2017/09/04
楔(くさび)は見えないように打つから効果的だったのに。
20日放送のドクターX 第7話の視聴率が22.8%と好調をキープ。6話からは-0.8%だったとはいえNHK朝ドラに負けない人気です。
7話から「西京大学」派閥の外科医・富士川(古田新太)が参戦しました。
初登場シーンは以外にもクラブでしたw
「 NIGHT OF FIRE 」にあわせて扇子を振るオジサンダンサーが、実は医師_というつかみ。
さあみんなで踊ってみよう!(パラパラ~)
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曲者役者の古田新太さんが加わって、一体どんな展開になるんだろうとワクワクしていましたが、その内容にちょっぴりテンションが下がってしまいました。
大門未知子と富士川が同じ病状の患者のオペのスピードを競うという話で。富士川の論文は世界的に高い評価を受け、オペのスキルも同様に優秀という前振りがあったもので、、、
がしかし、フタを開けてびっくり。富士川は大門に勝つために、将来的なリスクに対する処置をしない手抜き手術をしてしまいます。結果的に富士川の患者は再手術が必要になり、大門が尻拭いをするハメになりました。
あちゃ~その程度だったのかと拍子抜け。
そろそろ骨のある本格派のドクターをぶつけて来ると予想していたので、肩透かしを喰らった感じです。
むしろ看護師長・白木淳子(高畑淳子)と大門のプロフェッショナルなコンビネーションの方に目が釘付けになりました。これまでも白木の存在は、目に見えない楔となり大門未知子を引き立てて来ました。
白木は、大門のドクターとしての腕は認めつつも厄介な存在だと眉をひそめていました。ところが7話(最近)では、率先して大門の力になってサポートすることが多くなってきたのです。
まあ、自然な流れではあります。
挙句の果てに「神原名医紹介所」のメンバーと麻雀を楽しむ姿には意表をつかれました。”昨日の敵は今日の友”_っていう、よくある展開でしょうか?
オペ室における二人の仕事っぷりは、日頃の関係性とギャップがあり見応えがあったのに…
もう今までのような楔としての効果は期待できなくなる?
高畑淳子ってその風貌のせいか、準主役級の存在感があります。それが白木という抑制の効いた役柄によって、今回のドクターXではフィクサーのような存在感を発揮していました。
この微妙な関係の変化は、終盤に向けて大門未知子に想定外の困難が襲い掛かる”予兆”なのかもしれません。
ドクターXの泣き所、くさび的存在感を発揮して止まない看護師長・白木から今後も目が離せません。
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