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映画「100 YEARS」のフィルム(本編)は本当に存在する?3つの予告動画の意味する未来…

      2017/09/14

ジョン・マルコヴィッチが100年後の2115年公開予定の新作映画、「100 YEARS」を発表した。

そして選ばれた100年後の1千人の「子孫」へ向けて招待状が配られたというw

100年後公開という事で、とりあえず私達は観ることは出来そうにない。遺伝子研究が進んで人間の寿命が延びれば話は違ってくるが。「100 YEARS」ではどうなっているだろう?

物語は100年後の地球をイメージした内容だという。その予測が見事的中していれば、100年後の子孫達にとってはタダのドキュメンタリー映画となってしまう可能性がある。

ただしそれが100年前に制作された映画となれば驚きは計り知れない。たとえば過去に遡りピラミッドやアトランティス大陸、古代文明人の予言(未来視)を紐解くような崇高さに満ちている。

この映画は、熟成に100年かかる酒コニャック「ルイ13世」からインスピレーションを受け企画されたそうだ。

職人は自分が作ったお酒が完成する時に、もうこの世にいない。そんな「ルイ13世」にならって、監督や俳優らが公開に立ち会うことがない映画として「100 YEARS」は生まれました。

たしかに浪漫たっぷり、コニャック臭が漂ってくる。

100 YEARS 3つの予告動画?

映画「100 YEARS」だが、3つの予告動画が公開されている。

1.化学兵器による戦争後、自然に支配される世界

2.科学が発達し、テクノロジーに支配される世界

3.人型ロボットに支配され、人間はロボットから逃げ回る世界

う~ん…

予告編は統一されたパターンにはめ込んで制作されているが、3つとも暗雲立ち込める世界が描かれている。

まるで人間が大きな過ちを犯す事が前提になっているかのような未来?さすがに予告を見ただけでは、100年後公開という以外はこれといった斬新さは伝わって来ない。

だって予告にあるような内容の映画は既に存在してそう。

むしろ本当に本編が存在するのかと疑いたくなるほど。
やはりジョン・マルコヴィッチのコンセプト(マルコヴィッチの穴)は普通じゃないw

自分達が望む未来を問いかけられているような気分にもなる。

だから本当にフィルム(本編)が存在していようがいまいが凄いと思えるのだ。

ただ私が一つ気になったのが、映画のフィルムを収めた金庫が100年後に電力など必要とせず自動的に開くという点。予告ではまさにその場面が描かれている。

ここにこの映画の言いたいことがあるように思えるのだ。

100年後の未来を描く映画でなぜこの場面が使われているのか?よく考えてみれば違和感があり不思議じゃないか_?

未来ではなく過去を紐解くという部分が重要であり、フィルムの中に未来人を救う手がかりがあるのかなと想像したくなる。

ジョン・マルコヴィッチという預言者の存在の”予言”_のようにも受け取れる。

仮に100年後人類が存在していないとすれば、金庫の中のフィルムに映画が記録されている必要もなくなる。
まあその場合は予告映像の解釈が難しくなるかもしれない。

たとえば地球が滅亡する瞬間、その一歩手前が描かれていたという見方もある。

実は予告編がこそ本編だったという仕掛けである。

そう考えた時、存在しないかもしれない物語がとてつもなく壮大なもの思えて来るから不思議だw

そして金庫が開くアノ場所が必ずしも地球上だとは限らないw

※地球上でした;;

まあ単純にあと50年も生きれば、映画「100 YEARS」の半分は鑑賞した事になるのかもしれないけどね(汗)。

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