「とと姉ちゃん」 題字のバランスに注目してみた
2017/09/15
この前、「とと姉ちゃん」のオープニング映像について記事を書いたので、今回は題字(タイトル)について気がついた事を解き放って見ようと思います。
色々調べてみましたが、題字の作者は分かりませんでした?もしかしたら映像作家の小川純子さんが手掛けているのかもしれません。
※オープニングの切り絵を担当した 辻恵子さんのHP に、題字と添えられた常子?の似顔絵は同一のデザイナーさんによるものだとありました。
題字の「姉」 おんなへんのバランスが変?
初見では「姉」の文字の部首があまりに小さ過ぎると思ったのです? 「とと」の文字と正三角形を結べそうなバランスです。
まだ「とと姉ちゃん」について右も左も理解していなかった頃の事とはいえ、これは題字のバランス酷くないか?_と我が目を疑いました。
その後「とと」の意味や、小橋家長女・常子の背負った物語を目の当たりにしてようやく題字の意図に気がつきます。_私なりに、ですけどね。
常子は幼くして「姉」を卒業し、いやもちろん依然として姉である事は間違いないのですが。それ以上に亡きととの代わりに父親として生きる事を誓います。題字の「姉」の部首が小さいのは、家長を引き継いだ常子の心意気を汲んでの事なのでは?そんな風に思えてきました。
小橋常子のモデルでもある、故・大橋鎭子さんは生涯独身でした。ととを貫き仕事に捧げた人生だったのかも。そんな憶測を抱かせる様な設定(十字架)なんです;;
この縛りが物語終盤に生きてくるのでしょうか。
そんな目線で「とと姉ちゃん」の題字を眺める時、短絡的ですがちょっと泣けてきます。あの題字の「姉」という文字の佇まいが、とてつもなく慈悲深いものに感じられます。
「恋しさと せつなさと 心強さと」、、、そんな感じ。
健気で真っ直ぐな心の持ち主、常子が選んだ幸せが何だったのか。目が離せません。しっかりと見届けたいですね。
人間誰しも一人きりじゃ幸せにはなれないから、この身を何に捧げようっていう部分です。
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