「とと姉ちゃん」美子の結婚は想定外?史実を覆し常子3つの目標達成~
2017/09/15
「常子、大きな家を建てる」(第25週)、常子が家族の為に念願の大きな一軒家を建てました。
そこに小橋家、水田家、南家の3世帯が同居。
もう幸せでいっぱいです。
今更ですが、ととの死後、常子(高畑充希)が掲げた3つの目標を書き出してみます。
- 家族を守る
- 鞠子、美子を嫁に出す
- 家を建てる
まあ、ほぼクリアした感じですね。
「あなたの暮らし」に至っては、100万部発行を狙える人気雑誌に成長。
う~ん、凄いぜ常子の一言。
ちなみに現在(第25週)の常子の年齢ですが、ドラマ年表を遡ると恐らく43か44歳くらいです。
という事は、美子(杉咲花)もあの見た目で一応37歳くらい、、、;;
美子が結婚出来て常子が結婚出来ない皮肉
常子と星野の再会からの結婚が儚い夢と消えた時点で、「とと姉ちゃん」もデリケートな部分で史実を覆すような展開(脚本)はないんだなと思ってしまいました。
美子についても、モデルとなっている大橋芳子さん同様に生涯独身なのかと一抹の切なさを抱いていました。
ところがです、美子と南は結婚し子供まで授かりました。
「なにっ!?」
そこはオリジナルストーリーなのかって、、、だったらもう常子も結婚で良かったじゃんって思ってしまうのは私だけでしょうか。
常子の目標、”鞠子、美子を嫁に出す”_を実現するためだけの脚本に思えなくもない。
「はあ~よっちゃんは、いつになったらお嫁に行ってくれるのかしら?(セリフ:常子)」
っていう展開でも良かったわけですからね。
ただねコレ、40~50代になった姉妹の会話としては切ない。
この部分は「とと姉ちゃん」における悩みどころだったと思われます。
物語序盤で提示された、”鞠子、美子を嫁に出す”_という伏線は必須だったんですね。
かかを看取り、姉妹を嫁に出し3世帯同居の大きな家を建てる。
ここに常子の幸せが凝縮されたという事は、疑いようもない事実です。よって常子が美子の独り身を放置しておくようでは、このドラマは破綻してしまいます。
子供の頃から突出した”食いしん坊”だったよっちゃん。そんな彼女が選んだ結婚相手はイケメンの料理人。
彼女のブレの無さにもう納得するしかありません。
※「とと姉ちゃん」は「暮しの手帖」創業者の大橋鎭子さんの半生をモチーフとしたドラマです。モチーフですから、史実が大きく誤解されない範囲の脚色ならば問題ないワケです。
すでに子供までいる幸せな夫婦にケチをつけるなんて滅相もない次第です。
ただどうしても気になったのが、大将こと「キッチン森田屋」のコック・南大昭(上杉柊平)の料理の腕前です。
美子と結婚するちょっと前、宗吉(ピエール瀧)から店を継いでくれと頼まれていた頃。
すでに一人前といった扱いでしたが、厨房でキャベツの千切りをする手つきがほぼ素人。キャベツの幅もバラバラでした。
些細なシーンで見過ごす方が多かったかもしれません。
なぜあの時、キレキレの千切りを披露してくれなかったんだよ~って。
制作サイドの油断でしょうか?「とと姉ちゃん」って、こういうシラケる演出が度々飛び出しますね。
終わり良ければ全て良しって言葉がありますから、最終回までに一回くらい彼の活躍するシーンを拝みたいものです。
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