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「水族館ガール」気まぐれロマンティックな最終回の感想と続編(2)への期待など_

      2017/09/15

水族館ガール 梶がいなくてジャンプしない「ルン」

なんとなく見始めた「水族館ガール」がついに最終回(7話)を迎えてしまった。

今更ながら第1話の前半部分と、第6話を丸ごと見逃した事が悔やまれる。

由香(松岡茉優)もトレーナーとして成長し、梶(桐谷健太)とのコンビネーションで「ダブルスプラッシュハイジャンプ」を決める。

そしてイルカ達に囃し立てられ、ようやく梶と由香がキス。

めでたし、めでたしの大団円。

私の中で松岡茉優主演「水族館ガール」が、隠れた名作ドラマとしてストックされた瞬間でもあった。

一貫性のあるブレない王道演出

水族館ガール 最終回 名場面イラスト

物語序盤、ヒロイン由香と後に恋仲になる男(梶)の明快な対立構図があった。生き物と接する飼育員というシビアな仕事がその関係悪化に拍車を掛けて行く。

最終回、アフリカに飛び立ったはずの梶がイルカショーに現れ由香のピンチを救う。この勿体つけた演出こそ「水族館ガール」の強みであり魅力なんだと理解するw

スポ根モノに限らず、鬼コーチとその教え子の恋を描く作品(フォーマット)は星の数ほど存在する。

私がこの手のドラマが熱い(キュンキュンw)と知ったのは恐らく「スチュワーデス物語」が最初だったと振り返るw

そして案の定、昭和テイストなベタなエピソードの積み重ねが始まった。しかしこれが案外新鮮だった。

ヒロインが色々やらかす例の奴。

落ちこぼれOLの敗者復活物語。

そして水族館という舞台が、非日常的なドラマを生み出して行く。

かっこ良く言えば、そういう事になる。

ただ松岡茉優さん以外のヒロインで、この感慨は得られなかった気がする。この感情を上手く説明出来ないのが本当に悔しい。

今まで由香が松岡茉優を演じていたのではないかと錯覚するレベルの演技力。
どんな役でも私物化してしまうから凄い。

まあアレです、脚本がシンプルだった分、ヒロインを演じる俳優次第で評価は随分変わっていたという事です。

こんな最終回は納得するしかないw

「水族館ガール」最終回のハッピーエンド攻勢が凄かったw

最後のイルカショーと、いきものがかりの名曲「気まぐれロマンティック」が全てを水に流してしまった感じ。

この演出で泣ける人がちょっと羨ましい…

森下課長(木下ほうか)や、四つ星商事の社長、倉野課長(石丸幹二)の嫁や娘。皆さん、ちょっと目を離した隙に話の分かる良い人に方向転換;;

これこそイルカの癒やし(セラピー)効果か!?

それとも嶋由香という嵐がもたらした、台風一過の抜けるような青空か。

結論から言えば、「はまかぜ水族館」は政府推進の「海洋生物保護プロジェクト」に参加する事で、資金難はクリアとなった。

とんでもないラッキーパンチが飛び出したのだ。

そしてイルカ主導の梶と由香のキス。

これをハッピーエンドと喜ぶべきか。それともフルマラソンにおける給水ポイントのようなモノだろうか?

梶の南アフリカ修行、生涯を水族館に捧げると宣言した由香の行く末をぜひ続編で回収して欲しい。

由香の父を演じた、俳優・山西惇さんも_。

_と仰っている。

最後に由香の祖父が、海洋環境学の権威・嶋孝三郎(コウさん)と分かって色々腑に落ちた。これは運命(血筋)に違いないと。

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