ジョッパリ・ダイエット・ワールド

加熱調理が危ない?あの食品に含まれる”発がん性物質”アクリルアミドとは?

      2017/09/04

アクリルアミド濃度の高い食品

タバコをやめて早10年。
ずいぶん健康になったと喜んでいた所、驚くべき情報を入手しました。

こんにちは、JYOPPARI (@jyoppari_world)です!

今回は”がんを誘発する”可能性のある物質についてのお話。

日本では年間およそ36万人の人が、がんで亡くなっているそうです。すごい数だと思いませんか。タバコに発がん性物質が含まれる事は、今では多くの方が知る所です。

しかし私達が日頃よく口にする、アノ食品にも”がんを誘発する”物質が含まれている事をご存知だったでしょうか?

炭水化物の加熱調理はアクリルアミドが危険!?

まずこれから紹介するものを食べてると、近い将来きっと”がん”になるよ_っていう話ではありません。あくまでも農林水産省が発表した、一部の食品サンプルを対象とした指標として考えて下さい。

それでは、ズバッと行きます。

食べると危険な食品4種はコレだ!

  • ポテトチップス(117/3770)
  • フライドポテト(59/5200)
  • ケーキ・パイ類(18/3324)
  • インスタントコーヒー(195/4948)

()内の数字は、1kgあたりのアクリルアミド濃度の最小値と最大値を測定した結果です。最小値は加熱調理以前の原材料の状態の濃度(含有量)とお考え下さい。

2016年2月時点、日本人の1日あたりのアクリルアミドの平均推定摂取量は、体重1キロあたり1日0.24マイクログラム。そして国立環境研究所また農林水産省の発表した最新データに少なからず驚きます。

※アクリルアミド摂取量の食品別割合

  1. 炒めたモヤシやキャベツ、フライドポテトなど高温調理した野菜 (60%)
  2. コーヒーや緑茶などの飲料 (???)
  3. ポテトスナックなど菓子類 (16%)

日頃健康のために野菜をたくさん食べている人にとっては意外な結果かもしれません。危険な食品4種として紹介した食品は調理済みの数値ですが、野菜炒めなどは、調理時間(120度以上の加熱)の長さに比例してアクリルアミドの含有量も増加するようです。高温加熱調理に関しては、出来る限り短い時間で済ませる工夫が必要なのかもしれません。野菜に関しては食材の切り方、下処理(煮る・蒸す・茹でる)の方法次第で調理時間を短くすることが出来ます。

なぜこのような警鐘が鳴らされているかといえば、動物実験におけるがん発生リスク(最少量)と日本人の平均推定摂取量が比較的近かったからです。ただ菓子類に関しては日常的に好んで食べる人では、16%では済まない気はします。

アクリルアミド”は、炭水化物を多く含む原材料を120℃以上で加熱調理した際に生成される発がん性がある物質です。

“茹でる”などの調理方法では、ほとんど増加しません。

アクリルアミドはポリアクリルアミドの原料として、工業用途において使用される化学物質です。

紙力増強剤/水処理剤/土壌凝固剤/化粧品(ジェルや整髪剤)など…

安全なはずの食品を加熱しただけで、思いもかけない発がん性物質が生成される調査結果は食品安全行政当局に衝撃を与えたでしょう。

アクリルアミド問題 食品メーカーの取り組み

諸外国でもその危険性が認識されているアクリルアミドですが、政府・食品メーカーは低減のための取組を実施しているそうです。それ自体は大変嬉しい事ではありますが、もう少し危険性についてメディア等で大きく取り上げるべきではないでしょうか?

ただポテトチップスをどれくらい(何キロ)食べたら、”がん”や”神経障害”が発生する_というような指標は存在しません。風評被害なども考慮するとなかなか難しい問題なのかもしれません。

コーヒーにも発がん性?

私は毎日5~10杯程度のコーヒーを飲むので、今回の情報を知った時には非汗が出ました。というかむしろ、コーヒーにはがん予防の効果が期待できると聞いていたもので_。

コーヒーには、糖の吸収を抑え、がん細胞の増殖を促すインシュリンの過剰分泌を防ぐ作用があると。

実はコーヒー全般にアクリルアミドが含まれているという事ではなく、インスタントコーヒーや代用コーヒーがより顕著だといいます。例えばコーヒー豆を焙煎して淹れたものでは、インスタントコーヒーに比べてアクリルアミド濃度は1/5程度まで低くなるそうです。

製造方法によって違ってくるようですね。

ドリップコーヒーはどうだろう?

インスタント製品ほどではないとは思いますが、元となるコーヒー豆を高温で処理しているほど危険度は増します。

とはいえコーヒーには長い歴史があります。しかも愛飲者に顕著な胃がんや消化性胃潰瘍が見られたという統計はありません。

人に対して発ガン性を示す可能性があるというのは、摂取量や摂取方法にむしろ問題が潜んでいそうです。

コーヒーを飲むとたまに胃がキリキリ痛む事があります。

こういった症状は胃液の過剰分泌が疑われます。仮になんの対処もせず毎日大量にコーヒーを飲み続けた結果、胃がんを発症したとしても不思議ではありません。

果たしてコレは、コーヒーに含まれる発がん性物質が原因なのか?

結局は、、、

炭水化物を豊富に含む食材の、高温加熱調理には今後は注意した方がいいのかしれません。ただこんな事ばっかり言ってると、食べるものが無くなってしまう気もします。

昔からポテトチップスやフライドポテトが健康に良くないという事は言われ続けていましたが、ついに原因物質が特定されたかという感じです。ただし一般的な摂取量の範囲内で有害な影響が出たという研究結果の報告はないようです。

一度きりの人生、自分の好きなようにやるさ。私も基本そう思っていますが、ポックリ逝きたい、、、苦しむのは嫌ですねw

“過ぎたるは及ばざるが如し”の心持ちで。

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