福原愛と準々決勝で対戦するフェン・ティアンウェイの経歴が凄かった【リオ五輪】
2017/09/15
リオ五輪卓球女子シングルス4回戦、福原愛選手がリ・ミョンスン(北朝鮮)をストレートで破り準々決勝進出を決めた。
魔球と化した”ストップ”が冴え渡り、終始相手のミスを誘った。とこで、ストップって小学校の時卓球クラブで習った”ツッツキ”の事?
間違いないのは、ネット際に短くショートに返す事で、相手の強打を封じる技術。しかも男女を通じて使えるのは福原愛選手だけらしいです。彼女が使っているラバーが関係しているようです。
問題は準々決勝で対戦する、フェン・ティアンウェイ(馮天薇)選手にストップがどこまで通用するのか?
次にそのヒントになりそうな対戦動画を紹介します。
※フォン・ティエンウェイと表記されている場合もあります。
福原愛vsフェン・ティアンウェイ(動画)
こちはリオ五輪直前(6月)に開催された、スロベニアオープン2016のダイジェスト動画です。
結果は1-3で福原選手の負け。
この試合、福原選手はフェン・ティアンウェイ選手に対して、リ・ミョンスン戦で魅せたストップを殆ど使っていません。
ダイジェスト動画だからでしょうか?
何度も鋭いサーブからチャンスを作っていますが、決めに行った甘い球を随分打ち損じています。そしてフォアが面白いくらいネットにかかっています。
ミスが目立ち自滅といった印象です。
現在の福原選手は見違えるほど、フォア(ドライブ)にも切れがあります。そしてミスも少ない。
準々決勝はフェン・ティアンウェイ選手のストップへの対応が見所になりそうです。
4回戦で対戦したリ・ミョンスン選手は世界でも3本の指に入るカットマンでしたが、最後までその返球に苦しんでいましたからね。
こんなキレキレ愛ちゃんは久しぶりに見た気がします。
フェン・ティアンウェイ、世界ランク4位の彼女に勝利できれば金メダルも夢じゃない!?
※石川佳純選手を破った、北朝鮮キム・ソンイ選手も準々決勝へ進出しました;;
フェン・ティアンウェイ(馮天薇)の経歴
1986年、中華人民共和国黒龍江省ハルビン市に生まれる。
2003年より3年間中国代表チームに所属。
2005年に日本卓球リーグでプレー経験あり。
2007年、シンガポール国籍を得る。
2008年、シンガポール代表として北京オリンピック団体戦で銀メダルを獲得。
2010年、第50回世界卓球選手権団体戦決勝で中国の劉詩ウェン(当時世界ランク1位)と丁寧(同4位)を破ってシンガポールを初優勝に導く。
2012年、ロンドン五輪シングルス3位決定戦で石川佳純を破り銅メダルを獲得。
_ざっと経歴を眺めてわかるように、とんでもない選手です。
ただ現在30歳という事で、キャリアのピークなのかは不明です?愛ちゃんには、そうあって欲しいですけどね。
女子シングルス試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | total | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福原愛 | 14 | 11 | 11 | 11 | / | / | / | 4 |
フェン・ティアンウェイ | 12 | 8 | 7 | 5 | / | / | / | 0 |
愛ちゃん、こんなに強かったっけ???
心技体がキレッキレでした。
リオ五輪1ヶ月前からは、1日12時間の猛特訓を積んで来たらしいです。
ラリー真っ向勝負で世界ランク4位を押し切ってしまうなんて。さすがに今回はストレート勝ちは予想していませんでした;;
しかも試合が進むにつれ、取られる点数が減っている。
フェン選手も多彩な戦略を試みますが、その全てが福原選手に弾き返されてしまった。
頭脳戦も含めて、なんて反応速度よ。
それを引き出したフェン選手もまた怪物なんだろう。
息の詰まるような圧縮された時間の中を、コンマ一秒以下で練られた戦術が飛び交い続けた。
感動以上”トキメキ”未満、そんなファンタスティックな試合でした。
準決勝では、前回女王の中国・李暁霞(り・ぎょうか、リ・シャオシャ)に挑戦です。
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