「べっぴんさん」面白いけど、展開が早すぎて思い出に浸る間もないw
2017/09/15
日々の展開が本当に早い「べっぴんさん」です。
一つ一つのエピソードに費やす時間が短く、事実関係を追いかけるので精一杯になる。
15日の放送では、すみれとゆりは神戸から近江の坂東本家に疎開する事に_。
そこで五十八の兄・長太郎(本田博太郎)や、長男の嫁の静子(三倉茉奈)から冷たくあしらわれ辛い日々を過ごす事に…
そんな展開が待っているようだ。
長太郎はゆりの結婚式に訪れた際も、祝うより憎まれ口を叩く姿が印象的だった。
商才に長けた五十八に対する、長太郎の嫉妬か?
五十八は「坂東営業部」設立以前、自身の得意先をすべて長太郎に譲って大阪へ出た。
この辺りの恩義みたいなモノは何処へいってしまったのか?
この時代の長男は、それほど偉かったのか?
女学校時代が短くて残念;;
すみれは女学校時代、友人の多田良子や田坂君枝らと「手芸倶楽部」を結成していた。
しかしその実態はあまり深く描かれていない。
3人で協力して何か一つ作品を仕上げる。そんなエピソードがあっても良かった気がする。
君枝が皆に見せていた、刺繍の図案はどうなったのかな?
すみれが縫ってた気がするんだけど?
個人的な欲求ではあるが、幼少より手芸に熱心だったすみれの腕前を、もう少しクローズアップして欲しかった。
あの後どうなったんだろうって?
もう一歩踏み込まない感じが気になります。
明美が食べ損ねたお菓子の味わい
14日の放送で、すみれは小野明美と再会する。
明美はベビーナースとして、神戸の外国人村で子育て法などを教えていた。
ただすみれは明美に気付いていない様子。まさか知らんぷり、なんて事はないだろうw
ここで面白い描写があった。
すみれが外国の女性から粉ミルクを分けて貰う場面。それを遠目で見ていた明美は明らかに怪訝そうな表情を浮かべていた。
明美は子供の頃、すみれから貰ったお菓子を地面に投げ捨てた事があった。
あの場面が下敷きとして蘇ってくる。
そんな事など何も知らず大人になったすみれが目の前にいる。
そして貴重な粉ミルクを分けて貰い、屈託のない笑顔を浮かべている。残酷な天使のテーゼとはよく言ったモノだ。
自分があの時味わった、悔しさ理不尽さは何だったのか?
明美の心の声が聴こえて来るようだった。
そして多くの日本人が同じスタートライン(焼け野原)に立たされる日が刻一刻と近づいてくる。
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