猫を食べる国の食文化は許せる許せない?
2016/07/06
猫を食べる食文化についての話。
牛や豚や鶏は良くても、猫はダメ?
スイスのルツェルンに住む元猟師の男性は猫を食べる。その姿がドキュメンタリー番組で紹介されるや避難の矢面に立たされたそうです。
まずスイスの田舎では猫が家庭料理として定着している所があり。
犬や猫を食べることは決して違法ではないのです。_とはいえ動物愛護団体や猫の飼い主達の心は穏やかではいられない。
このような風習は止めるべきだと訴えているそうです。
猫食文化(びょうしょくぶんか)ですが、どうやらスイスだけの話でないようです。
ベトナムの一部地域で猫は珍味として人気、、、珍味;;
ベトナムで猫を食べる事は基本違法らしいのですが。
_とはいえ一定の需要があるため、中国から猫の密輸が後を絶たない状況です。過去ニュースにもなりましたが、木の箱に子猫が押し込められてトラックで運ばれていました。
木製の格子からチラッと見えた猫の顔がとても苦しそうでした。
店頭で猫をナタのような包丁で食材として調理する様子は、日本人の愛猫家なら卒倒してしまうかもしれません;;
ベトナムでは愛情を持って長年育てた飼猫を最終的に食べる事は珍しい事ではないそうです。そしてまた子猫を飼い始めるの繰り返し。
食を司ると書いて「飼う」ということでしょうか。
※ベトナムでは飼猫が盗難され、食堂などに売られる危険性があるという。ここでいうベトナムですが、ベトナム全域を指してはいません。
これが鶏(ニワトリ)ならそこまで滅入らなくて済むのが日本人でしょう。
子供の頃、鶏を飼っていた友達がいて、それが晩飯のおかずになると知って泣き喚く姿を見たことがあります。
強いものが、弱いものを食べるんだよ。さすがにそんな説得の仕方はしていなかったと思います。
猫を食べずに済む日本の暮らしに感謝しましょう。
笑い話で終わらせる事ができますからね。
数年後か数十年後、多くの日本人が猫に舌鼓を打つ日が来ないとも限らないし…想像しただけでも気分悪いですけど;;
だって日本でも幕末頃まで猫を食べていたという記録があるし、漫画「はだしのゲン」の作者は、広島の闇市(敗戦後)で猫のおでんを食べたことがあり非常に美味かった_と語っています。
ようするに食文化には確固たる歴史(必然性)があり、倫理・道徳を持ちだして一概に否定出来ない側面があります。それを糧に生活している人達もいるわけで。
鯨を嗜む日本人が世界的に避難されてもピンと来ない人もいるのでは?しかしこれを嫌悪する人達もいます。
だからこそ国際捕鯨取締協定といった権威が持ちだされます。
もう文化うんぬんじゃない、権力闘争の話なのかも。
そもそも文化と言ったところで、「地球は人間のモノ」という前提の上にしか成り立たない話だろう。