ウロボロス最終回の演出?イクオやっぱ純粋な奴だったな_
2017/09/10
ウロボロスだけど正直、全20話くらいのボリュームで見たかった。金時計の男など謎解きの要素も結構面白く見れました。(※原作知らなかったのでw)
イクオと竜哉の最期、切なかったけど不思議と納得でした。美月がイクオの死を知った時、心は泣き叫べど”声”は出なかった。ウロボロス最終回の一番の説得力だった気がします。
生田斗真、小栗旬、上野樹里のゴールデントライアングルなら別の形でまた見てみたいですね!
イクオは純粋な_男だった
イクオ、竜哉、美月それぞぞれの愛が指先をかすめて消えてしまった最終回。それにしても“二匹の龍”ともに逝くとは想像を超える展開でした。
竜哉はまほろばのあった場所に着く前にもう息絶えていたでしょ?
竜哉の願いは、イクオは生きろ_でしたが、イクオは竜哉を選んだ。竜哉のいる世界が一番安心できる、そんな彼の純粋な気持ち_それが刷り込みだったとしても、これこそ愛情なんだ正義なんだってことをしっかり描いた。
あんなに強かった“二匹の龍”が、あまりに純粋で弱い人間に見えた瞬間でもありました。
柏葉結子に対するこだわりがより強い極道竜哉の死は予想していましたが、、、まさかイクオが竜哉の後を追うとは_。子供に戻った二人が、結子先生と再会する映像(シーン)がありました。
ある意味彼らは大人への階段を登ることが出来なかったのかもしれない。自身の心に刻まれた傷と戦うことに人生の全てを捧げてしまったわけで。
儚く強い者達?
ドラマ「ウロボロス」にはサブタイトルがあります。
原作→「ウロボロス〜警察ヲ裁クハ我ニアリ〜」
ドラマ→「ウロボロス〜この愛こそ正義〜」
コミック(原作)はまだ完結していませんが、ドラマとは異なる結末が用意されているのかもしれません。「この愛こそ正義」は大切な結子先生をある日突然失った二人の少年が唯一築き上げた存在の証明で全てに優先するということでした。
皮肉な運命から生まれた、
血のつながりすら及ばないような兄弟愛。
上野樹里、最終回の可憐さ
イクオと美月の関係性(職業柄?)において、「好き」とか「愛してる」というセリフは出てこなかった。そのぶんお互い堆積した思いが間違いなくあった。
イクオの最後に美月はどうなってしまうんだろう!?どうなって_というのは上野樹里がこの修羅場をどう演じるのだろうという所でドキドキでした。
泣き叫ぶ美月でしたが声が出ない、この世から音が消えてしまったような静寂の中でこの結末がいかに残酷なものであったのかを教えてくれました。あの瞬間全てが事切れた感覚を味わいました。
ウロボロスの持つ意味、「死と再生、不老不死」と美月がつぶやく場面がありましが。なんとなくこの言葉に救われたような気がしました。
胸に大きな穴を開けられてしまって、
その穴を塞ぐすべのない最終回ではありました。
邦ドラマ ウロボロス ~この愛こそ、正義。 DVD-BOX TCED-2632 価格:20,832円 |