ジョッパリ・ワールド

マッサンが面白くない?政春と竹鶴政孝はどうやら別人のようだ;;

      2015/11/20

当初 プロフェッショナル仕事の流儀的 に、ウイスキー解体新書を紐解くだろうマッサンに期待していたけれど。う~ん、そこはやっぱりNHK朝ドラだった。

第19週でついに政春が理想としていた” 日本のハイランドケルト “が完成してしまった。なんだか肩透かしを喰ったような物足りなさ寂しさがあった。

ウイスキー事業の困難さが言うほど伝わってこない、美味い不味いは別としてももっと当時の人々がウイスキーと触れ合っている姿を描いて欲しかった。なんだか内輪でばかり批評しあっているようで面白くないわけだ。

ウイスキーがどんな場所で、どのように販売されたのか?その先が見えてこない。

ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝がいかにプロフェッショナルだったか?そのあたりの凄味がイマイチ伝わってこない。ウイスキーを中心に描くのであれば、もう少ししっかり政春の スコットランド時代 を描いても面白かった気がする。

それが後々政春のウイスキー道の説得力になっていたかもしれない。

これはもう政春と竹鶴政孝とを混同して捉えてはいけないのではないかと最近思い始めている。もちろんホームドラマとしての素晴らしさは十分堪能させて貰っているけれど。

人跡未踏の地へ乗り込む「プロジェクトX」のような演出を想像していた自分がいて、そのギャップが埋まらないまま終盤に来てしまった_w

一番の問題、やはり政春に主人公としての魅力が乏しかった事が悔やまれるかな。鴨居の大将を演じた堤真一や、エリーを演じたシャーロットがとても魅力的だった分なおさら凡庸に見えてしまうのだ。

エマの幼少期を演じた子役、住田萌乃ですら可愛いに留まらない存在感を発揮していた。まあ玉山鉄二はある種、とても鈍感で淡白(単純明快)な男を好演したのかもしれないが、、、

嘘っぽい髭で老いを表現したはずが、そこに流れた時間に見合った人間味というか貫禄が感じられない。ここに来て思うのが、政春はどれくらいウイスキーの事を知っているのだろうか?という疑問である。

北海道に移住してから出資者に内緒で製造したドウカウイスキーに関しても、鴨居商店時代に犯した失敗をまた繰り返してしまった?これはあまりに酷い演出ではなかっただろうか;;

何か困難が振りかかる度に、「 ワシに力をかしてつかあさい 」の繰り返しで自力で何かを成し遂げた人にはとても見えない。誤解を招かない範囲でいえば、物凄いラッキーボーイ_という一面が際立っている。

結局マッサンではそれほどウイスキーの事を真正面からは描いていないように思えてきた。ざっくりしたウイスキー醸造の解説はあるものの、原酒を仕込んだと思ったら一気に5年程度の時間が経過するという見せ方だった。視聴者にもっとウイスキー造りのコアな部分を見せることは出来なかったのか?

一連の流れっていう奴だ!!

重要な部分なら、何度か繰り返して見せてもバチは当たらないだろう。

例えば、料理ドラマ「味いちもんめ」_のような職人冥利に尽きる世界観。料理人の包丁さばきや、知識に裏打ちされた調理法を踏み込んで詳細に魅せてくれた。

マッサンでは時折、ウイスキー工場の施設(ポットスチル)や原酒を詰めた樽の並ぶ様子があたっが、、、雰囲気だけ味わってお終いという感じ。ドラマ年表の時間経過ほど、我々視聴者はそれを感じていない気がする。視聴者のマッサンに対する理解度は熟成していないのだ。

史実では竹鶴リタはマッサンより18年早く寿命を迎える。

現状、エリー無きマッサンなど見られたもんじゃない。そう思っているのは私だけだろうか?まさかだよな;;

_と諸々の不満を抱きつつも、いまさら(見るのを)やめるわけにもいかんしな~。もうぶっちゃけ、ウイスキー物語という視点では見てないからいいけどね;;