ジョッパリ・ワールド

羽生結弦は棄権すべきだった?脳震盪で恐いセカンドインパクトの症状?

      2016/03/07

フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦となる中国・上海大会をリアルタイムで見ていたけど振り返っても本当に残念だったと思う。

羽生結弦選手と中国のエン・カン選手が6分間の練習中に、お互いが後ろ向きでスピードに乗って振り返った瞬間に激突してしまった。

結果として羽生選手は頭部と顎に裂傷を負って流血。これはあくまで目に見える傷で、肉離れや打撲といったダメージもあったかもしれない。なかにはダンプカー同士の激突に匹敵する衝撃だったのでは?_と解説している記事もあったほどだ。

痛々しい姿で競技に復帰した羽生選手だったが、時折痙攣ともとれる動きを見せていたので脳へのダメージなどを心配した人が多かったのではないだろうか?

不屈の闘志で演技をやり遂げた事は素晴らしかった。

あの場面を美化するわけじゃないけど、どんな窮地にも負けないヒーローの姿に私自身涙がこみ上げるような思いだった。会場の観客も悲鳴のような声援を彼に贈っていた。

不謹慎な言い草だが、ドラマチックな空間が出来上がってしまった?彼の後に滑ったロシアのコフトゥン選手にしても、精神的なダメージを受けはしなかっただろうか?

コフトゥン選手の優勝に誰も意義を唱えたりはしないだろうけど、得体のしれない不当な扱いの中で演技をするハメになっていなかったか?あの空間で演技する事に地獄の苦しみを感じなかっただろうか?

選手にしか理解できない”負の連鎖”があったかもしれない。

この大会に望む選手一人ひとりは、それぞれの背景(事情)を背負っているだろうから_。

羽生結弦に脳震盪の症状があったのか?

専門家の見解では、エン・カン選手と衝突してすぐに起き上がれなかった羽生選手には脳震盪(のうしんとう) の症状があった可能性があるという。

脳が小さな傷を負って出血したかどうか?強行出場の裏で彼を応急処置したアメリカチームの医師はどういった診断をしたのだろうか?

フィギュアスケートに限らず、他の競技でも脳震盪が選手生命に大きな危機をもたらすことが近年危惧されている。

脳震盪はその後繰り返されることで、後の軽度な衝撃(セカンドインパクト)が致命傷になる危険性を秘めているという。

参考誤ったスポーツ観が選手「生命」を奪う

※こちらの記事では、脳震盪の危険性を柔道などの競技で起こった事例を挙げて説明している。

脳へのダメージは裂傷や骨折などのように痛みを伴わない場合があり、見逃されがちであるという事になるのかもしれない。

脳震盪の症状だけど、意識消失以外にも頭痛、吐き気、平衡感覚を失う(めまい)、光や音に敏感になる_などがある。

意識は保っていた羽生選手だけど、いくつかの症状に当てはまっていたように思える。競技に戻るために何らかの薬の力(痛み止めなど)を借りていた場合、本人も自覚できないレベルでダメージが進行してしまった可能性もあるだろう。

オリンピック金メダリスト、世界屈指のトップ選手として棄権というお手本を示すという選択肢もあったのは確かだろう。ただね、本人にしか解らない世界があるし、他人に何が分かるんだよっていう世界でもある。

この大会が持つ意味は、羽生選手の今後と大きく関係してくる。

彼が強運の持ち主であることを祈るしかない。